トラムでグッゲンハイム美術館から旧市街手前まで。

グッゲンハイム美術館を後にして、預けてある荷物を引き取りにホテルに戻ることにしました。その後、バスターミナルに向かう予定です。
少し時間に余裕があるためトラムに乗ってホテルに戻ろうということになりました。少し回り道になります。
グッゲンハイム駅で乗車
最寄り駅はグッゲンハイム駅です。美術館のすぐ近くにあります。 駅と言っても無人駅でバス停のようなものです。それは言い過ぎかな。
乗車の前に切符購入
トラムの切符は、各駅にある券売機で買えます。
買った切符はどうするのだろうかと思って周りを見ても自動改札機がありません。列車の乗車口、降車口にも特にそのようなものがありません。こうなると切符を購入しなくても乗車、降車が出来てしまいます。良心に委ねた運用です。
後で知ったのですが、券売機の切符が落ちてくる口の右横の方に改札するための口があり、乗車前にここに切符を通す必要があったみたいです。
親切にも切符の取り出し口から改札口まで赤いラインが引かれていたようですが、全く気付きませんでした。普段みる改札機と姿、形が違えばわからないものですね。
トラムの車体がクール
トラムの車体は現代的なフォルムです。東京さくらトラム(都電荒川線)やチンチン電車の阪堺電車と違って洗練された大人な雰囲気です。
トラムがあると言うことは歩行者中心の街づくりが行われていると言うことですね。とにかくトラムは乗り降りが便利です。高齢者のことを考えると地下鉄よりトラムですね。
線路に芝生?が生えてるのが凄くいいですよね。そして走行音がとても静かです。
スピスリ橋など観光名所
トラムはネルビオン川の脇を上流に向かって走って行きます。
途中、Uribitarte駅の左手にスピスリ橋が見えました。
このトラムは外から中は見えにくいのですが、中から外は見えるマジックミラーのようになっています。
左手には、イソザキ・アテネ(磯崎ゲート)という二棟のビルが見えます。
この辺りは下車してゆっくり見ておけば良かったと後悔しました。
グッゲンハイム美術館からスピスリ橋に行かれる方は、トラムに乗らず川沿いを徒歩で行った方が楽しめると思います。
スピスリ橋の見所は、そのフォルムといわくつきのガラスタイルです。 ビルバオは雨が多いので、このガラスタイルがよく滑って転倒事故が多発したそうです。今はガラスタイルの上に滑りにくい素材が貼られています。
この橋の設計者はビルバオ空港も設計しています。当初、ビルバオ空港のエントランスは壁がないオープンスタイルだったそうです。雨、風が吹き込んで大変だったそうで、今はガラスで仕切るようになっています。
両者ともフォルムは最高で他のものを凌ぐ建築物です。しかし利用者視点が抜けています。日本ではそんなものは建築されないと考えると滅多にお目にかかる事がない建築物ですね。見応えがあります。
アバンド駅で降車して目抜き通りを散歩
旧市街に通じる橋の手前のアバンド駅で降車しました。
アバンド駅からホテルまでは徒歩で、街並みを見渡しながら歩いて行きました。 昨日、今日と何度か通った道で、多分ここはビルバオの目抜き通りです。
途中、ZARAで、マルティン・ベラサテギに行くための装いとしてジャケットを買ってしまいました。
スペインは、ZARAの本拠地です。通りには、ほかにストラディバリウス (Stradivarius)、ザラホーム (Zara Home) がありました。これらはインディテックスグループですね。また、ZARAのライバルと言われる、MANGOもありました。
街中で、BBVAという文字の看板が目に付きました。これはビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行とのこと。スペインでは1位のサンタンデール銀行(Banco Santander)についで2位の銀行。NYSEに上場しています。
BBVAは、スペイン語圏のラテンアメリカ向けに強く、トルコ向けの最大の貸し手ともなっているとのこと。トルコ・リラが暴落していますが、どうなるのでしょうか?株価は低空飛行みたいです。
銀行といえば、バスク地方では最大の支店網を持つビルバオに本店があるKutxabankという銀行もあります。 トラムの切符の裏に広告が印字されていました。
トラムの路線図
トラムの路線図を掲載しておきます。
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